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4.平均寿命と歯の寿命


 厚生労働省の平成14年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性で約78歳、女性で約85歳。一方、歯の平均寿命(萌出後の年数)は図のように、歯種によって違いますが50~70歳ぐらいです。人によっては何十年も「歯なし」で暮らさなければなりません。
 しかし、本来歯には寿命はなく、私たちの日頃のケア不足から、歯の寿命をつくっているといえます。ある調査では、たった1本の歯を入れ歯にしただけで噛む力は約10%落ち、総入れ歯だと約70%以上落ちるといわれます。目分の歯があってこそ何でもおいしく食べられ、それが生きる意欲にもつながってくるのです。そのためにも、日頃から歯のケアを充分に行い、健康な歯を1本でも多く保つことが大切です。