3.噛むことと唾液の効用
①消化を助け肥満の防止にも
食物をこまかく噛み砕くことにより唾液の分泌がよくなり、消化・吸収が向上し、血糖値を高め満腹感を感じさせるので、食事の量が少なくなります。また、胃への負担を減らします。
②顎の組織を強くし、顔・形の正しい発育を促進
噛むことで、顎や頭部の骨・筋肉などの組織が強くなり、顎・顔形の正しい発育を促進します。
③老化防止
噛むことで血液循環がよくなり、脳神経が刺激され脳の働きが活発になるなど、老化防止に効果があるといわれています。
④味覚の発達
よく噛むことで、舌の味細胞を刺激、発達させ、脳の味覚中枢を刺激して食べ物をおいしく味わえます。
⑤口中の自浄作用
よく噛むことにより唾液の分泌量が増え、自浄作用で歯は汚れにくくなり、歯面の清掃が行われるので、むし歯や歯周病の予防につながります。
⑤ガンの予防にも
唾液に含まれるペルオキシダーゼやカタラーゼなどの酵素が、発ガン物質の働きを抑制するといわれています。